ストロボを使ってマニュアルで撮る場合の適正シャッタースピードについて

ジェネレータタイプやモノブロックのストロボを使ってマニュアルで撮る場合(三脚を使用するので手ブレは考慮しないとする)の適正シャッタースピードについてまとめてみたいと思います。ストロボの光量が十分あるのでシャッタースピード上げてもいいのではという人もいるかもしれませんが、あんまり上げすぎる(高速シャッターにする)とストロボの光が出切る前にシャッターが閉じてしまいましてストロボが役割をちゃんと果たせません。閃光波形で調べるといろいろグラフが出てきますほか、閃光速度で検索するとストロボによっては数値が公表されてました。ストロボやパワーや劣化具合によって違いますが発光開始から1/1000あたりで半分、1/125〜1/60で発光ほぼ完了です。解説書などだと"1/60に設定するのがよい"となってるところが多いです。

このへんの話は↓などに出てました。
ストロボ撮影のための「シャッタースピード」 | ストロボ撮影|撮影テクニック|UNPLUGGED-STUDIO
ストロボ光源の基礎知識 | 第3回 ストロボの光量を調節する | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO
スタジオでストロボ(モノブロック)を使って撮影するときに シャッタースピードは... - Yahoo!知恵袋

なおクリップオンストロボ(スピードライト)だと閃光速度がジェネレータタイプと比べて速いのでそれほど考慮しなくて大丈夫です。ニコン SB-910の場合だと閃光時間は1/8 発光で約1/5000 秒、1/16 発光で約1/10000 秒となってました(フル発光だと約1/880 秒とそれなりにかかります)。
スピードライトSB-910 | ニコンイメージング


ポートレート撮影の場合考慮するもう一つの要素として被写体ブレがあります。バランス感覚やピタッと動きを止めるポーズ取りの慣れ具合によってだいぶ変わりますが、ちゃんとした靴で両足でしっかり立ってる場合や座りポーズの場合で1/1〜1/2あたり、片足立ちなどの不安定なポーズやハイヒール・ピンヒールなど不安定な靴だと1/8〜1/15よりシャッタースピード遅いと被写体ブレする可能性が高いです。こちらの要素からも1/60〜1/125あたりがちょうどいいです。


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Nikon スピードライト SB-910
ニコンクリエイティブライティングシステム(CLS) に対応◆ニコンFXフォーマットニコンDXフォーマットを自動的に判別し、それぞれに最適な配光に自動的に切り換え◆使用ズームレンズの焦点距離に連動するオートパワーズームは、17~200mm(FXフォーマット時。DXフォーマット時は12~200 mm)をカバー。◆焦点距離17~135mmに対応するAF補助光は、マルチポイントAFに対応。 ◆背面に新設したメニューボタンにより、即座にカスタムメニュー画面にアクセス可能。◆また、操作パネルのGUI(グラフィックユーザーインターフェース)も改善したことで、さらに操作性が向上。◆装着カラーフィルターを自動識別しカメラへ伝達することで、自動的に最適なホワイトバランスを設定。◆発光部の温度上昇を自動検知し、発光間隔を自動調整することで過熱を防止。